整備士等が車屋を独立開業するときにオススメの立地・物件は?

はじめに

今回は車屋として独立したい整備士・営業マンの中で、一般ユーザーから仕事を直接受注したい方を対象とした記事となります。「下請けだけでやっていく」という方にはあまり参考にならないと思います。

立地・物件選びは大切なの?

車屋を開業する上で立地・物件が一番大切だというのが持論です。なぜなら、他の失敗は取り返せても立地・物件の失敗だけはなかなか取り返せないからです。

一般的に、車屋の独立開業では既にある物件を2〜3年の契約期間で借りるので「失敗した」と思ってもすぐには引っ越せないですし、引っ越すとなっても既存顧客の一部を失うことになるのでできれば避けたいです。

よくある失敗例

競合が少ない立地を狙う

これはビジネス初心者がよく陥る罠です。僕もこの罠に陥ったことがあります。

有名な話ですが、IT系スタートアップが「競合はいません!」と言ったら死亡フラグです 笑

競合がいないということはその市場にはそもそもニーズがないと考えるのが自然で、その領域でビジネスをしても普通は儲かりません。10万人に1人とかの天才なら可能性はあるかも知れませんが…。

賃料を抑えるために路地を狙う

とにかく費用を抑えたいという気持ちは痛いほど分かります。月額賃料が10万円と20万円とだと大きな違いですよね。ただ、だからと言って「安かろう悪かろう」は避けたほうが良いと考えます。

僕は「好立地とは集客コスト(費用と手間)を減らすためのもの」だと考えています。つまり、「立地に10万円追加して広告費を11万円削減できるならお得」という視点が必要です。

エリアによっても異なりますが、月額賃料は税別15万円〜25万円が一つの基準になってくると考えています。

何を重視するべき?

僕が車屋を独立開業するなら下記の順に重視します。

認証工場の条件を満たす

将来的な事業拡大を見据えて認証工場を取得できる物件を探します。さまざまな条件があるので事前に振興会等で確認しておくと安心です。

ただし、「タイヤ専業」など特定整備を伴わない業態で開業するなら無視できますね。

周辺に競合が複数ある

先ほど説明したように、競合が極端に少ない場合は市場が存在しない、あるいは消滅に向かっている可能性があります。周辺に競合が複数ある物件は安心できます。

周辺の競合が忙しそう

周辺の競合が忙しい場合は供給よりも需要が大きいわけですからチャンスがあります。「短納期を求めている顧客を奪える」「忙しい競合から外注してもらえる」といった視点です。

車検の持ち込み先から遠くない

車屋で一番儲かるのは「車検」なので、事業拡大の観点から車検の持ち込み先が遠い物件は避けます。

ただし、陸運局から遠くても格安で車検を依頼できる指定工場が近隣にあるならOKです。フォロワーさま何名かに聞いた感じですと、レバーレートで4,000円くらいが目安のようです。

自宅から遠くない

独立して間もない頃は顧客もそれほど居ないので「今日は…まぁいいか…」となりがち。それを防ぐためにも自宅から遠くない物件にしたいです。

外観がボロボロではない

一般ユーザーから直受けしたい場合は見た目も疎かにはできません。賃料との兼ね合いなのでピカピカというのは難しいですが、「こんなボロボロのところに任せたくない」と思われる物件は避けたいところ。

オイシイ物件

「車屋廃業予定地」や「車屋の居抜き」は、初期投資を抑えられたり、顧客をそのまま引き継げたりするとてもオイシイ物件です。将来独立を考えている方は常にアンテナを張っておきたいところ。

このような情報は「振興会」や「部品商」などが持っているかも知れないので、聞いてみる価値はあると思います。

注意事項

パッと思い浮かぶ範囲で、気をつけた方が良いポイントが2つあります。

解約時の違約金

物件を解約するケースを想定して、「どのタイミングで解約するといくら違約金が発生するか」は把握しておきたいところです。これ次第では、「事業拡大のために移転したい」「利益が出ないからサラリーマンに戻りたい」と思ったときの足枷になります。

敷金・礼金・更新料

月額賃料が低くても「礼金」「更新料」が高いと意味がないですし、後から返ってくる「敷金」であっても資金繰りに直撃するので低く抑えたいところ。

まとめ

立地・物件での失敗を取り返すのは大変なので、さまざまな視点を持って慎重に検討してみてください。

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